現在依頼している弁護士と意見が合わないのですが、どうしたらいいですか?
1 まずは疑問をぶつけてみることが重要です
弁護士が提案する方針は、一見すると自分に不利に思えるような内容でも、裁判の手続きなど全体を考えると依頼者に最善の結果をもたらすようにと考えて提案されていることがあります。
そのため、現在依頼している弁護士の意見に納得いかない点がある場合に、弁護士と合わないと一方的に決めつけてしまうのは、提案の意図に気づけず得策とはいえません。
まずは、弁護士に対して自分の希望をストレートにぶつけたうえで、なぜ弁護士側が自分の希望と異なる提案をしているのか、理由も含めて説明してくれるように頼んでみるのがよいかと思います。
2 セカンドオピニオンについて
もっとも、最終的には弁護士はあくまで依頼者の代理人ですから、事件をどのように進めていきたいかを決めるのは依頼者の方ご自身です。
理由も含めてしっかり話し合ったうえで、現在の弁護士とどうしても方針が合わないという場合には、セカンドオピニオンを受けるという方法もあります。
セカンドオピニオンとは、依頼している弁護士以外の事務所の弁護士だったら、どのような提案をしてくれるのかを確認するため、現在の弁護士に依頼をしたままで、他の事務所の弁護士に相談してみることです。
セカンドオピニオンをすることで、現在依頼している弁護士との間では出てこなかった、新たな視点からの解決策が見つかることもあり得ます。
したがって、しっかり話し合っても、依頼中の弁護士と意見が合わないという場合には、納得できる形で問題を解決するためにも、セカンドオピニオンの利用を検討していただくとよいと思います。
当法人ではセカンドオピニオンの相談もお受けしておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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