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弁護士による債務整理@大阪

「過払い金」に関するQ&A

借金を返済中なのですが、過払い金返還請求をすることにデメリットはありますか?

  • 文責:所長 弁護士 大澤耕平
  • 最終更新日:2024年8月14日

1 過払い金返還請求をするタイミング

過払い金返還請求をするタイミングに決まりはありません。

ですので、完済した後で請求することもできますし、まだ返済中であっても請求することができます。

ただし、以下に述べるように注意すべき点があります。

2 返済中に請求をすると、信用情報機関に登録されることがある

借金の返済中に過払金の請求をする場合、金額を確定させるためにいったん返済をストップするのが通常です。

すると、形式的には返済日に返済を行わないという状況になってしまうため、「滞納」として取り扱われる可能性があります。

そうなると、信用情報機関にもその旨が登録されてしまい、ほかに持っているクレジットカードへ影響が出たり、以後クレジットカードを作成する際などに支障が出たりする恐れがあります。

3 返済中に請求した場合でも、過払い金が戻ってくれば信用情報は回復される

2で述べたとおり、請求にあたり一度は信用情報機関に登録されてしまうかもしれませんが、過払い金の請求を行った結果残っていた借金がなくなった、あるいはむしろ過払い金が返還されたという場合には、元々借金が残っていなかったということになりますので、滞納したという記録もなくなり、信用情報は回復されます。

他方で、過払い金がなかった場合や、過払い金が少額で、残っている借金をなくすまで至らなかったという場合は、借金の整理をしたという扱いになるため、信用情報機関には事故情報として登録されたままということになります。

4 完済した後に請求する方がいいのか

信用情報のリスクだけで考えると、完済した後に過払金の請求をした方がよいということになります。

ただ、過払い金をめぐっては様々な争点があり、返済中であっても時効が近いケースもあります(途中で完済したことがあるケースなど)。

その場合、完済した後に請求しようとしたら、時効により過払い金の請求ができなくなっていたということもあり得ます。

借入先から取引履歴を取り寄せるだけであれば信用情報の問題は生じませんので、まず一度取引履歴を取り寄せたうえで、弁護士と方向性を相談するのが望ましいでしょう。

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