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弁護士法人心 大阪法律事務所

交通事故で電柱にぶつけてしまった際の保険について

  • 文責:所長 弁護士 大澤耕平
  • 最終更新日:2025年4月25日

1 交通事故で電柱にぶつけてしまった場合には保険会社に確認を!

自分が単独で交通事故を起こし、車両を電柱にぶつけてしまった場合には、まず車両を退避させたり警察等への連絡を行ったりする必要があります。

その後は、自身が加入している任意保険会社に連絡して状況を伝えたうえで、車両保険や人身傷害保険等が利用できるかの確認を行うとよいでしょう。

2 利用できない保険

自分が単独で車両を電柱にぶつけてしまった場合には、基本的には電柱の修理費用等を支払う義務が生じます。

このような場合に自賠責保険を利用することはできません。

自賠責保険はあくまでも、被害者の身体に対する損害についてのみカバーされる保険であるため、電柱という物に対する補償はされません。

また、自分がけがを負った場合であっても自賠責保険を利用することはできません。

あくまでも自分が単独で起こした事故ということであれば、利用すべき加害者側の自賠責保険がないためです。

3 利用すべき保険

そのため、別途自分が加入している任意保険で対物賠償保険や人身傷害保険が利用できるかを確認する必要があります。

対物賠償保険が利用できるのであれば、電柱の修理費等については、保険会社が自分の代わりに支払いを行ってくれますし、人身傷害保険が利用できるのであれば、治療費等について保険会社が補償を行ってくれます。

また、車両保険が利用できるのであれば、事故によって生じた車両修理費等について補償を受けることもできます。

4 単独事故ではない場合には弁護士に相談を!

単独事故ではなく、相手方車両との接触によって電柱にぶつかってしまったというケースもあるかと思います。

そのような場合には、電柱の修理費等をどちらがどの程度負担しなければならないのかということを決める必要が出てきます。

その際には、基本的には過失割合に応じて負担金額が決定されます。

そのため、実際に起こった事故がどういう事故であったのか、裁判例上適切な過失割合はいくらなのか、といった点につき、相手方と交渉を行っていく必要が出てきます。

過失割合の判断は非常に専門的な知識が必要となるケースが多いため、弁護士に相談することをおすすめいたします。

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