離婚
離婚での弁護士選びのポイント
1 離婚事件の経験やノウハウが豊富な弁護士
離婚は、弁護士が扱う事件としては比較的主要な分野に属しています。
もっとも、離婚は、慰謝料、財産分与、養育費などの金銭的問題に加え、当事者の感情的な側面や、離婚後の子供の成育環境に関わる親権の所在など、法律の面からそうでない面まで検討要素が多岐に渡ることに加え、他の法律分野にはない独特な考慮要素もたくさんあります。
そのため、弁護士に比較的扱われている分野といえども、経験が豊富ではないと適切な配慮や解決が難しいといえます。
また、離婚は調停や訴訟など、裁判所を介した手続きでも解決できますが、依頼者の方の負担は大きくなります。
したがって、裁判所を介さず、当事者間の話合いで解決できるかという可能性を高めるための交渉力も大切になります。
以上から、離婚事件を重点的に取り扱い、法律面はもちろん、法律的な対応以外の部分についても、多くの経験とノウハウを持っている弁護士に依頼すると、より依頼者様にとって良い結果につながりやすいといえます。
近年では、担当分野制を設け、離婚事件を集中的に取り扱う弁護士が所属している弁護士事務所もありますので、経験やノウハウが豊富な弁護士を探しやすくなっているかと思います。
2 相性の合う弁護士
離婚は、当事者の感情や離婚後の人生、お子様がいる場合にはお子様の今後の人生など、価値観や人生に関する考え方に基づいた判断が求められる場面もあります。
家族という濃密な人間関係を扱うこととなるため、このような点について理解があり、共感してもらえる弁護士を選ぶことも大切です。
離婚事件の解決実績だけでは判断できないこともある部分ですので、無料相談等を利用して直接相談してみることで、ご自身と相性が合うと思える弁護士を探すことをおすすめします。